【2025年8月1日版】今日のAIニュース速報!
このシリーズでは、毎日のAI関連アップデートや注目のAIアプリ・機能を厳選してご紹介します。
本日の注目アップデート
- EU:「AI法(AI Act)」が本格施行、リスクベース規制へ
- 米国:Chief AI Officer Council 設置でガバナンス強化
- 日本:AI自治体ガイドライン策定、NTTの判断可視化AIも注目
グローバルなAIガバナンスの動き
本日、EUではAIの開発と利用に対する規制を定めた「AI法(AI Act)」が正式に施行されました。高リスクAIの基準を設定し、違反には高額な罰金が科されます。これにより、倫理的かつ安全なAI運用が企業に求められるようになります。
米国でも、AI技術の進展と並行してガバナンスが強化されており、「Chief AI Officer Council(CAIOC)」の設置やAIサプライチェーンの監視体制の整備が進んでいます。国家レベルでのリスク管理が急速に進展中です。
日本では、総務省・経産省・デジタル庁が連携して自治体向けのAI活用ガイドラインを発表。行政サービスの効率化や職員負担軽減を進めるとともに、人材育成の必要性も訴えています。
注目の国内技術と社会実装
NTTが発表した新AI技術では、熟練者の「暗黙的な判断プロセス」をフローチャートで可視化できるようになりました。高齢化や人材不足といった社会課題への技術的アプローチとして期待されています。
医療分野では、Mayo ClinicがNVIDIAのDGX SuperPODを導入。病理学・創薬・精密医療におけるAI活用を加速させ、診断精度と患者ケアの質向上を目指します。
注目の新AIアプリ
- note:クリエイター向け「AI学習データ提供プログラム」開始
- Google:マップとビジネスプロフィールにGemini AIを導入、不正監視強化
- 東京都教育庁:生成AI「都立AI」導入、教員支援と学習サポートで成果
- IGSA:東大松尾研究室、「はなしてね」無償公開で脳の健康解析へ
- JTB & スピーク:海外旅行者向けAI英会話体験プログラムを開始
今週の注目AIツール:AiPPT
スライド作成を効率化するAIプレゼン生成ツール「AiPPT」が話題です。わずか1つのフレーズから短時間でハイクオリティなプレゼン資料を生成可能。世界中での利用者が急増しており、資料作成に時間をかけられない方に特におすすめです。
また、Unite.AIの「10 Best AI Apps (August 2025)」では、以下のような注目アプリが紹介されています:
- Photoleap(写真編集)
- Murf(AI音声生成)
- Fathom(会議アシスタント)
- Jasper(AIライティング)
- Synthesia(AI動画生成)
今日のAI安全ヒント
AIを安心・安全に使うには、以下の視点が重要です。
- EU AI法:「許容できないリスク」分類のAIは禁止。リスクに応じた法規制が整備されつつあります。
- 米国:AIの国家安全保障・サイバーセキュリティに関する方針強化。
- 日本(IPA):夏休み中の情報セキュリティに関する注意喚起を発表。BCP(事業継続計画)の重要性も強調。
- Yale Cybersecurity:「A-B-C」(AI Awareness, Be cautious of what you share, Click wisely)という3つの視点を提示し、個人のAIリテラシー向上を提唱。
まとめ:AI進化の波に乗るには
2025年8月1日は、AIが社会の根幹にまで浸透し、課題解決と創造性向上の両面で進化を続けていることが明らかとなった日でした。その一方で、倫理・ガバナンス・安全性への配慮がより一層求められています。
明日も最新のAIニュースをお届けしますので、お楽しみに!